Progate の全ての問題を解いた感想
今回は小話.
Progate という,オンラインプログラミング学習サービスというのがある.
とあるいきさつで,一週間ほどやって,全てのレッスンをやってみたので,感想を書いておこうかなと.
先に結論を言うと,分かりやすし,よくできてるのでおススメではあるが,プログラミングで重要なググラビリティとデバッグ力があんまり身に着かない気がする,という印象を持った.
レッスンの種類
ちなみに,以下の11のテーマで47レッスンある(HPには12テーマって書いてあるけど...?).
- HTML&CSS (8)
- JavaScript (2)
- jQuery (5)
- Ruby (5)
- Ruby on Rails (7)
- PHP (5)
- Java (7)
- Python (3)
- Swift (3)
- Command Line (1)
- Git (1)
括弧の中がレッスン数. うち,無料プランでできるのは各コース最初の1レッスンぐらい(たまに2レッスン). 有料プランは月額980円なので,一回ぐらい払ってサクッと全部やってもいいのかもね(全部普段から使ってる人はいらんだろーが).
やった
で,ぼくも全部やってみた. なんかレベルとかグラフとか出されるとMAXにしたくなってしまう...
かかった時間はだいたい1レッスン30分ぐらい(HTMLのところはもっとかかってたと思う,逆にコマンドや Git はもっと早かった). ココ一週間ぐらい空いた時間はずっとやってた.
ちなみに,もともとどれだけ知ってたかというと
- 普段から常に使ってる: なし
- アプリなどを作ったことがある: HTML, JavaScript, jQuery, Ruby, Java, Python, Command, Git
- 昔少しだけ触ったことがある: RoR, PHP
- 全くの初めて: Swift
って感じです(常に使ってる言語は Haskell なので).
感想
全体的によくできてて,すごいと思った. これだけの環境を手元にそろえるのは面倒だし,Web系のもの(HTMLやJS, RoR)なんかは膨大に情報があるので,効率よく必要なモノを学ぶのには良いと思った. 3000円する入門書を買うよりはよっぽど良いだろう(実際に動かさざる得ないので).
ただし,全体を通して,懇切丁寧に解説があるため,ググラビリティ(検索力)と,開発者モードを起動して直すようなデバッグ力が全く身につかないだろうなとも感じた. 解答の自動判定もかなり強力で,あそこがおかしいと丁寧に教えてくれるので初心者もサクサク進めるだろう,たぶん(故に,なおさらデバッグ力が身につかない(笑)). あれだけ静的検査が強力だったら,RoR のプログラミングも楽だろうなぁ(笑) まぁ,このあたりは向こうでも課題としてわかってると思うが.
あと,Java と Swift はいまいちだった. Java は double
を浮動小数点型ではなく少数型とか言ってるし,割と問題になる null
で動作をディスパッチさせたりする場面もあった. まぁこっちは細かい事ではある. で,Swift は,おかしいって話ではなく,あんまり iOSアプリ開発とは関係ないレッスンで残念だったという感じだ. てっきり iOS アプリ開発の初歩やるのかと思ったら,Swift でプログラミングするための初歩(要するに基本構文)だけだった. まぁ,もとよりそういうコンセプトなのかもしれない.
おしまい
一週間も盗られた(自分のせい)ので,記事ぐらいにしないと悔しかった. なので大したことじゃないけど記事にした. 個人的にはいろいろできて楽しかったですよ.
Haskellも作ってくれねぇかなぁ(笑)