7月29日(土) にあった「Python Boot Camp in 愛知」に TA として参加してきました.

ちょっと時間経っちゃったけど,感想とかを書き残しておく(TAなので何か特別なことをしたわけではないけどね).

まぁ TA しようか迷ってる人が読んで,後押しになってくれれば幸いです.

Python Boot Camp とは

(上述した connpass のリンク先にある説明を読めばわかると思いますが...)

一般社団法人 PyCon JP が企画している,Python 未経験者向けの勉強会である. PyCon JP が企画してるとはいえ,どこでやるかの発案者は地元の方がやってるようだ. 地元の Python プログラマ(別にプログラマじゃなくてもいいのかも)が PyCon JP に「やりたい」と声をかけて,費用と講師を工面してもらうという感じみたいだ(間違っていたらゴメンなさい).

内容は,講師が違うだけで毎度同じなのかな? テキストは Web 上に公開されている.

中身は

  1. インストールガイド
  2. FizzBuzz で例
  3. データ型
  4. ファイル操作とモジュール
  5. パッケージ管理と仮想環境(venv)
  6. 例: Webスクレイピング

と言った感じで非常にコンパクト. 敢えてクラスを登場させてないみたいだ.

いきさつ

PyCon JP に参加したことがあるため,PyCon JP が connpass で新しくイベントを企画すると通知が来る. 近所の名古屋でやるということで,ぜひ参加したいと思った.

ただし,Python は常に使ってはいないが,CTF や AWS Lambda をいじるために触ったことはあるし,ググりながらならある程度書ける自信があった. なので,未経験者向けの勉強会に参加するのはいかがなものかと...

いっそのこと TA でいいのかとも思ったが,普段から使っているわけではないし...

と迷ったので PyCon JP に,この旨をメールしてみた. そしたら,

ある程度Pythonに慣れているようですので、TAでの参加をお勧めします。 今回は参加人数が多いので、TAとして参加していただけると、運営としても大変助かります。

と返ってきたので,TA で参加する事にした. ちなみに知ってる人(面識のある人)はいない. でも何とかなったよ.

あとちなみに,Python は好きな言語のひとつです. 「読みやすさ」に重点を置いている設計思想も好きだし,PEP8 でイロイロと書き方が決まってるのは初心者向け,特にプログラミング言語をツールとして使い始めたいという方には適していると思う.

当日

勉強会の開始は13時半からだったが,講師 + TA + スタッフは11時に集まって,昼食(名古屋飯)をとりながら事前に交友した. 勉強会が始まってからは,基本フラフラしながら,参加者から質問を受けて,教えるのの繰り返し.

コアな質問が来たら死ぬなー,と思いながら一応,概ね答えることが出来たと思う. 昼飯時に聞いていた通り,多い質問はコンソール回りだった. python と打っても出てこないとか,.py ファイルを実行するにはどうすれば良いのかとか,venv がダメとか.

たぶんちゃんと答えれなかったのは,Python環境を Visual Studio を使って用意してきた人からの質問かな. そういうインストールの仕方があるのか,と盲点だった. Visual Studio 難しい.

(ちなみにテキストは普通に Python のインストーラーを推奨しているよ,Windows は.)

個人的には「教えるペース少し早いかなぁ」と感じたけど,普通にみんなついて行ってる感じで,完全に杞憂だった. 教え方そのものは非常に分かりやすいと思った. 特に,教えるべきとこ,サラッと流すべきとこ,割愛するべきとこがしっかりしてた気がした. 流石長く続けてるだけはあるなぁ.

最後に質問の時間が設けられてて,だいたい「こういうことしたいけどどうすればいいですか?」とかお勧めパッケージについてだった. こういうことってのは SQL をたたいたり,Exel をいじったりなどだった.

ボクはメモしなかったので具体的な回答は忘れたけど,この前発売したオライリーの「退屈なことはPythonにやらせよう」の後半部分に結構こういうこと書かれてるよ,とお勧めしてた.

感想

楽しかったです. 昼食時や休憩時は名古屋ネタと言うことで,レゴランドや某企業の話が多かった(笑) ボクも Python そのものというより,勉強会ってどう運営するのかを見れてよかったです.

また名古屋で勉強会があれば参加したいなぁと思った.

ちなみに,TA に迷ってる人,基本環境構築やデバッグがある程度できれば問題ない(コアの部分をすごい知ってる必要や,ライブラリを作ったことある必要は無い)ので,どんどん参加した方がいいよ.

あとホントは懇親会も参加しようかと思ってたけど,急な野暮用が入ってしまい断念.

おしまい

PyCon JP 2017 も楽しみ. ちなみに,なんとか Python コミュのこういうところを吸収して Haskell 勉強会をできないかなぁという思惑もありました.